空手道教本 沖縄空手道剛柔流尚礼館本部・渡口政吉
買取上限価格 2,000円
定価 | 2,800円 |
---|---|
著者 | 渡口政吉 |
出版社 | 沖縄空手道剛柔流尚礼館本部 |
出版年月 | 1990年 |
ISBNコード |
※買取上限価格は、日焼け・汚れ・書込みなどがない状態での価格となります。
また、市場価格や在庫状況などにより変動する場合がございます。
この商品について
まえがき
本書は沖縄空手道剛柔流尚礼館の指導教本である。
昭和11年10月25日、 沖縄県那覇市において琉球新報社主催による、 沖縄空手道大家の座談会が開かれた。 その席上、 剛柔流
開祖宮城長順先生は次のように発言されている。
「空手の型の問題については従来の型はそれぞれの先生方による古式の型として残し、 全国的なものは新しく編みだす方が良
いと思います。 攻撃、防御の両方とも、 小学校、中学校、大学、 青年学校の人々にそれぞれ適合する型を作ることにして振興
会が主となって作り、 全国的に普及するようにしたい」。
この宮城先生は、統一型として撃砕第一および第二を作り普及された。そして上級に進むにつれて撃破の型を加えてゆかれ
るお考えであったが、 戦争のためにその計画は中断された。 残念なことである。
さて、私は道場開設以来、統一普及型の研究をはじめ、 撃砕第一の型より初心者用 少年用として普及型第一および第二を 作り、さらに高度の技を取り入れ、撃砕第二、 撃砕第三、撃破第一、および第二、鶴破第一および第二白鶴の型を作った。そ れに加えて分解組手を作り、型と分解組手を平行して指導するようにした。また基本組手を作り、その課程の基本技の習得に
役立てた。
この教本は道場へ行けない人々の独習書としても最適であると思う。