新体操写真集・美しき躍動・ブラザーカップ’81新体操国際招待競技大会記念写真集
買取上限価格 2,000円
定価 | 880円 |
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著者 | |
出版社 | 講談社 |
出版年月 | 昭和56年 |
ISBNコード | 0075-277585-2253 |
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この商品について
山崎浩子が日本のホープたちとして紹介されています。新体操競技が登場してまもないころのムック本です。
現在、新体操競技はロス・オリンピックの正式種目に入 日本も有力な金メダル候補などと高く評価され、一般の人たちにもかなり知られてきましたが、私たちの時 代は競技者以外は新体操をまったく知らないといった古き時代でした。
その時のことにこんな話もあります。羽田(その頃は まだ羽田空港でした)で税関の係官がクラブ(こん棒) を見て、「これは一体何ですか」と不思議そうにさわって、 コンコンとたたいてみて、まるで危険物でも持ち込むか のように調べられました。
ところが、ここ二、三年は「あっ、新体操で使うので すか、頑張ってきてください」「ところで何位だったの」 などと聞かれ、昔とは隔世の感があります。
このバルナの大会に参加しようとしたきっかけをつく ったのが、その当時コーチだった加藤八重子先生と選手 大谷佳子(現姓加茂) 先生です。 デンマークで開か れた第三回の大会を視察に行き、これなら日本もなんと か出来ると思われたわけです。
そして翌年、「今度のブルガリア大会にチームを組んで 参加してみない」と言われたとき、世界に出ていくなど ということは、遠い夢のような話だと思っていただけに、 ただビックリ。
今でこそ、ちょっとお金をためてハワイだ、ヨーロッ パだとか海外旅行は当たり前ですが、その当時はめった に海外へ行くことはありませんでした。
けるものなら、海外で試合をしてみたい。そう思ってはみたものの、遠征費がない。その頃は 七〇万円の運賃と、合宿費などあわせて一〇〇 万円かかりました。 そんな金額が学生や卒業したての私 たちにあるはずがありません。