神道夢想流杖術図解 藤田西湖
買取上限価格 5,000円
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著者 | 藤田西湖 |
出版社 | 武術研究所 |
出版年月 | 昭和28年 |
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この商品について
こちらは後の復刻版ではなく、昭和28年版の買取価格になります。なお、この本は後に藤田西湖著作集4冊セットとして名著刊行会より復刻されることになります。
神道夢想流杖術は今からおよそ390年以前天真正伝神道流の祖以上飯條山城守家直より7代目夢想権之助勝吉によって創始されたものである
勝吉は神道流剣術の達人であったが江戸において当時の剣豪宮本武蔵と試合しその二天流十字の構にかかって押すことも引くこともできず遂に破れた
勝吉はこの二天流十字の構えを打ち破る工夫に専念し諸国を遍歴したが後筑前の国(今の福岡県筑紫郡)に至り霊宝宝満山に登り玉衣姫命を祀る龍門神社に祈願参籠すること37日満願の夜至誠神に通じたか 夢に一童子現れ丸木を持って水月を知れとの神託があった
勝吉この丸木と水月の神託を體して種々工夫の結果ついに3尺2寸の太刀を一尺長くして4尺2寸直径8分の樫の丸木を作りこれを武器とする杖術を編み出し遂に宮本武蔵の十字の構へを破ったと伝へられる。これが神道夢想流の杖術である、
爾来、黒田藩に於てこの勝吉を師範と仰ぎ十数人の師範家を起し盛んに指南せしめたが 藩外不出の御留武術として三百年来伝へ来たと云ふ