うらめしや~ 冥途のみやげ展
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この商品について
ごあいさつ
東京・谷中の全生庵には怪談を得意とした明治の噺家三遊亭圓朝りかりの幽霊画五十幅が所蔵され ています。本展は、この圓朝コレクションを中心として、日本美術史における「うらみ」の表現をたりどります。
幽霊には、妖怪と違って、もともと人間でありながら成仏できずに現世に現れろという特徴があ ます。この展覧会では幽霊画に見られる「怨念」や「心残り」といった人間の底知れの感情に注目 し、さらに錦絵や近代日本画、能面などに「うらみ」の表現を探っていきます。円山応挙と伝わる作品からはじまり、長沢蘆雪、曾我蕭白、浮世絵の歌川国芳、葛飾北斎、近代の河鍋暁斎、月岡芳年、上村松園など、美術史に名をはせた画家たちによる「うらみ」の作品たち、まさにそれは「冥途の土 産」となるでしょう。
最後になりましたが、貴重な圓朝コレクションをご貸与いただきました臨済宗国泰寺派全生庵 第 七世現住職 平井正修和尚をはじめ、本展趣旨にご賛同いただきましたご所蔵家の皆様に、心より感謝申し上げます。また、ご後援の台東区ならびにご協力の下谷観光連盟、圓朝まつり実行委員会をは じめとする関係各位に厚く御礼申し上げます。
〇一五年月
東京藝術大学 東京新聞