140年前の江戸城を撮った男 横山松三郎
買取上限価格 1,000円
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出版社 | 江戸東京博物館 |
出版年月 | 2011年 |
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この商品について
横山松三郎(天保9年/1838 ~明治17年/1884) は、幕末から明治という日本の転換期に、写真や石版、油絵など、西洋から伝来した当時最先端の様々な知識や技術を独自に研究、習得し、多様な芸術表現を試みたたぐいまれな人物です。
千島列島の択捉島で生まれた横山は、幕末期に渡来した写真術に興味を持ち、努力の末に習得。慶応、4年(1868)に東京両国に写真館を開業、すぐに上野池之端に移って写真館「通天樓」を開き、明治維新により荒廃した旧江戸城や、危機に瀕したお寺宝物など、歴史を記録し、時代を物語る数多くの写真を撮影します。また、写真と油絵を融合させた独自の技法である「写真油絵」を考案するなど、数々の実験的な表現にも挑戦してい ます。
今年は横山松三郎が旧江戸城を撮影した明治4年(1871) から140年目にあたります。本展では、重要文化財として指定された旧江戸城の記録写真を始め、初期から晩年にいたる作品と資料を通して、当時の最先端のマ ルチ・メディア・アーティストといえる横山松三郎の人物像を検証していきます。
最後になりましたが、本展開催にあたり、貴重な作品・資料をご出品くださいましたご所蔵者をはじめ、ご協力いただきました関係各位に心より御礼申し上げます。
主催者