清磨・生誕200年記念
買取上限価格 5,000円
定価 | |
---|---|
著者 | |
出版社 | 佐野美術館 |
出版年月 | 2013年 |
ISBNコード |
※買取上限価格は、日焼け・汚れ・書込みなどがない状態での価格となります。
また、市場価格や在庫状況などにより変動する場合がございます。
この商品について
江戸時代末期に抜きん出た才能を持ち、その才能を見事に開花させた刀工、源 清麿(一八一三 – 五五)の 生誕200年を記念した特別展を開催いたします。 「清麿は信州小諸藩赤岩村の郷士の次男として生まれ、隣村の名主・長岡家の婿養子となりましたが、刀 への情熱を断ちがたく、鍛刀の道へと邁進しました。十八歳の処女作には、早くもその非凡な才を予感さ せる力強さが見て取れます。
時は幕末、開国の波が押し寄せる中、清麿は国学の復古主義に呼応した、実戦に堪える刀を造り出しま した。その切れ味とともに、凛として澄んだ地鉄に躍動感のある刃文は大きな魅力の一つであり、清麿は 現在、新々刀の中で最も高い人気を誇る刀工となっています。
本展では、十八歳の処女作から四十二歳で自ら命を絶つまでの二十四年の間に作られた名刀を一堂に 会し、清麿の作刀人生を振り返ります。
今回の展覧会を実施するにあたり、清麿が萩へ出向いた要因に関する新資料の発見や、刀の地鉄を高 解像度で撮影することで得られた新知見がありました。その成果も踏まえ、天才刀工清麿像を改めて皆 様にご覧頂けましたら幸いです。
本展の開催にあたり、格別のご協力、ご出品を頂きました諸機関並びにご所蔵者、ご尽力賜りました関 係各位に深甚なる感謝の意を表します。又、生誕200年記念清麿展実行委員会の皆様には多々お力添 え頂き、こころより深謝申し上げます。