日本陶磁・出光美術館蔵品図録
買取上限価格 3,000円
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著者 | |
出版社 | 出光美術館 |
出版年月 | 平成2年 |
ISBNコード |
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この商品について
弊美術館は創立者、初代理事長の先考出光佐三が七十有余年にわたり蒐集し愛蔵した美術品を もって昭和41年秋に開館して以来、今秋で二十周年を迎えることとなりました。
開館に際して先考出光佐三は次のように申しておりました。美術館は人の芸術作品であり、そ こには日本人としての独創と美がなくてはならない。そしてこれをより理想的な美術館に仕上げ ていくためにたゆまざる努力を積み重ねていかねばならない。即ち美術館とは独創と美と努力が 結集した一つの美術品でなければならない。さらには美術館のもっとも重要なことは、優れた美 術品の蒐集を常に心掛けることであり、時の人の教学の資となし、後の世の人のために手厚く保 存し、伝えることである、と。
この創立者の言を信条として、この二十年間、弊館の理事・学術顧問の田中一松、小山冨士夫、 杉村勇造、今泉篤男、三上次男、古田紹欽、山根有三の諸先生の慧眼と学識を傾注した御指導の下に、徐々ではありますが美術品の蒐集をすすめてコレクションの充実を図ることに努めてまい りました。それとともに国内における文化活動はもとより、海外における文化交流も活発に実施 してまいりました。
今年、二十周年の記念すべき年を迎えるにあたり、記念事業として江湖の諸賢に弊コレクショ ンの内容を御披露申し上げるべく、平凡社の協力を得て蔵品図録の発刊を企画いたしました。 この全編の刊行には、なお相当の歳月を要することとは存じますが編纂担当一同努力を重ね、速やかな完結を期しております。大方の諸賢の教学の資として御活用賜われば幸甚であります。