ザ・ランナウェイズ・上陸号・日本公演完全ライブ
買取上限価格 5,000円
定価 | 580円 |
---|---|
著者 | |
出版社 | 徳間書店 |
出版年月 | 昭和52年 |
ISBNコード |
※買取上限価格は、日焼け・汚れ・書込みなどがない状態での価格となります。
また、市場価格や在庫状況などにより変動する場合がございます。
この商品について
新宿厚生年金は、この日、お昼にブライアン・ フェリーが公演。どちらかというと、大人ら しいロックの気分で聞けたのが、数時間たっ たその夜、アメリカから初めてやって来たフ ァンキー・ガールズ、ランナウェイズの登場 によって、そのイメージは嵐のように流され てしまった。
黒いビキニのスケスケ・パンティガードル をムッチリ、ムンムンと着飾ったチェリー旅 の姿を撮そうと、ステージ・サイドにはカメラマンが黒山のようにたかり、こちらは、た だ、立ちすくむばかりだった。 ランナウェイズ自身「私達はパンクしゃない われ。そりゃあ、色気ムンムンのイメージで 売り出したけど、やっぱり、私達のロックン・ ロールを見て欲しいナ……」と言っていたと おり、彼女達のステージングはスージー・ク アトロばリの、迫力とヘビーなロックン・ロ ールであった。
女ばかりのパントというと、ファニー など、色々と話題を呼んだが、実力とルックス が一致したグループはいなかった。ランナウ ェイズの音楽は、ギタリスト、リタのバカ・ テクニックが基本となっている。リッチー・ ブラックモアばりのスライド・テクニックを 各所に取り入れ、アクションも素晴しい。特 に、チョーキングした時に、髪の毛をバサッ と上げるアクションは、もうたまらない。 そして、ドラムス、サンディのトラミングは、 日本の若いロック・バンドでは、とても追い つかないほどの、ヘビーな力強さを持っている。
ところで、ランナウェイズの進に人気が集中 しているのか? ボクの周りの人間では、サ イト・ギター、ジョーン、ベース・ギター、 ジャッキーに集中しているようだった。 サウント的に云うと、ラフなバランスたが、
メンバーひとりずつの音が、目いっぱい、と にかく飽きないステージであった。 個人的にいうと、 ローリング・ストーンズ の女版的な感して、かなり、ロック界に影 響を与えそうな、モノ凄いパンドであると直 感した。 ランナウェイズの存在は、もはや、色気ハン ドから、本格的なロックン・ロール・パンド として注目されるだろう。こうなってくると、 日本のパンドも、うかうか出来ないというこ とになるだろう。
ミック・ジャガーのヨタった姿と、チェリー カーリーの女王姿が頭の中でミックスされる。 ランナウェイズは、ロックン・ロールの女王、 まさに、クイーンズ・オブ・ノイズ」なのだ。