目黒区より 図録開闡山一乗寺開創20周年記念写真集等仏教書買取事例

図録開闡山一乗寺開創20周年記念写真集等仏教書。仏教書といいましても仏教関係の写真集といった方が適切かもしれません。

開闡山一乗寺開創20周年記念写真集・非売品

発刊に当たって
日蓮正宗開聞山一乗寺住職磯村知道 南米大陸にはじめて信心の組織ができて本年満30年を迎.え、寺院は22周年を迎えました。

南米広布の歴史は、日本から御本尊様を奉持し、移民して来られた日本人一世の方々の草創期の並々ならぬ折伏弘教を除いて語ることはできま 習慣全く異なる中に於いて、御本尊様への信心一筋に純真に闘って来られた曹い久々歴史であります。そして人々ならぬ折伏弘教を除いて語ることはできません。人種も言語も生活 日本の物通の同志へと受け継がれ、現在、各々が共に日蓮大聖人様の偉大な仏法を根幹として、それぞれの自国の発技と楽不
に導い々々歴史であります。そして次第々々に各国の きっとして頑張っておられます。またその間、歴代御住職の死身弘法の御奉公が現在の南米広布の歴史でもあります。

現地の方々が慣れない御経を必死に唱え、難解な仏法用語を勉強しつつ、御本尊様の功徳を一身に受けて折伏弘教に真剣にま れる姿は、『諸法実相抄』に 「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女をきらふべからず、皆地涌の菩薩の出現に非んば唱へがたき題目なり、日連一人かめは南無妙法蓮華経と唱えしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非、 や云々」(御書全集1360) のの如く、地涌の菩薩の眷属としての使命無くしてはとても考えられない尊い姿であります。

本年、1990年は総本山大石寺開創700年の大慶事の年にあい当たり、この記念誌を発行させていただくことができますことは無上の悦びであります。この記念誌が南米広布の一礎石となって、更なる一閻浮提広宣流布のお役にたてますことを願い発刊の許と いたします。

身延山秘宝展・日蓮聖人入山七百年記念

日蓮聖人が鎌倉幕府を諫暁すること三度、国諫入れられず旁々存ずる旨ありとて、文永十一年 (一二七四)身延に入山されて本年が丁度開闢七百年に当るので、それを記念して始めて身延山 秘宝展を開催することとなりました。身延山は明治八年の大火で宝蔵を始め百四十四棟の堂塔伽 藍と許多の財宝尽く鳥有に帰し、現存すれば国宝重文に数うべきものを多数失ったが、幸い東蔵 中蔵が焼け残り其の中に在ったものの中から選んでここに始めて公開することとしたのでありま す。日蓮聖人関係のもの及び身延山歴代先師の御本尊著述並に愛用の什器、書画等、日蓮宗関係 の方々に関心の深いものを主として展示しました。

又植中直斎画伯筆「日蓮聖人絵伝」も今度始めて完成し公開するものであります。画伯は橋本 雅邦先生に学び明治の後期、安田毅彦、小林古径画伯等と共に日本画の復興発展に努力し日展無 鑑査となった斯界の重鎮で、熱烈な法華経の信者であり、絵伝執筆のためここ十余年間一切の世 事をさけて精進潔斉し画筆を振われたもので、一筆三省し、敬虔な祈りを捧げて九十才になられ る画伯の信仰の結晶がこの絵伝となったわけであります。註画鑽以来、日蓮聖人の伝記画は数多 いが、この絵伝ほど豪華精彩のものはなく、恐らく昭和の時代を代表する日蓮聖人伝絵巻物とし て永く後世に伝えられるものと信ずる次第であります。
身延山久遠寺総務 竹 下 真孝

発刊の辞
このたび、去る平成十年十二月、御法主日顕上人猊下の御親修を仰ぎ奉り奉修された、法道院創立百周年記念法要の写真集を出版することにいたしました。

御承知の通り、法道院は明治三十一年十二月十二日、総本山第五十六世日應上人が、東都布教を志されて建立された寺院であります。
「この開基日應上人の御意を深く拝し、一天四海・本因妙・広宣流布の願業達成へ向けて、 一意専心、御奉公の誠を尽くしていくところに、我々の尊い使命があると存じます。

特に、いま宗門は愈々一年後に迫った、宗旨建立七百五十年・法華講三十万総登山の実現 へ向けて総力を結集して前進している最中であります。
この時に当たり、我等はすべての焦点を三十万に合わせ精進していくことが最も肝要であります。

願わくば、この写真集が単に記念法要の記録としてだけでなく、少しでも三十万達成の一 助となり信心の資糧となれば望外の喜びであります。
なお、編集に携わった多くの方々に心から感謝申し上げ、甚だ粗略ながら発刊の辞といたします。
平成十三年四月
法道院主管
早瀬 日如