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埼玉県川越市より 新刀古刀大鑑・刀装小道具講座等刀剣書買取

刀装小道具講座・若山泡沫

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刀剣書買取事例 埼玉県川越市より刀装小道具講座等

刀装小道具講座・若山泡沫
若山さんが著わした『刀装小道具講座』は大系的研究であると同時に、小道具を楽しめる本としてつくられていることは意義深いことである。(佐藤寒山)

本講座の想を練り、稿を起こしてからすでに三年の春秋を数えた。いま別巻を除く第七巻までの刊行を終えて、一段の感慨を味わっている。この間の幾多の出来事を振返り、遙かなる道程をただがむしゃらに歩いて来た思いがする。そ れだけに私にとって一つの事業ともいうべきこの仕事を終え、責任を果たし得たことに対していささかの満足感がある。

本書が斯界の注目を浴びながら、刀装小道具を学問として体系づけた実績は、新発見の多くの学説と共に永く後世に 残るであろうし、またこれによって、刀装小道具が工芸品として美術界に一つの分野を確立したであろうことを確信している。

監修者の御慈導により、第一巻に着手して以来、その期待を裏切らずに第七巻まで到達できたことは、私にとって生涯の思い出であり、また本間薫山先生をはじめとするご推薦者各位のご芳情に添い得たことも嬉しいことである。 また、財団法人日本美術刀剣保存協会所蔵の重要刀剣図譜ならびに貴重小道具審査資料と、大塚巧芸社撮影による 『日本刀大鑑』その他の資料を、格別の支援を得て数多く掲載し得たことに対し深く感謝したい。

このほかにも、日本刀保存会所有の資料写真を引用させてもらった部分も少なくないし、さらには、海外に保存され ているものとして、ボストン美術館のご厚意により、所蔵の加納夏雄、岩本昆寛、平田就亮、村上仲矩、宮田信清、菊川南市の作品を紹介させてもらった。また東京国立博物館、東京芸術大学、東京大学史料編纂所等の所蔵資料を参考と して利用させてもらっているが、これらのおかげで、この大部の著作が可能となり、豊富な写真資料を収録することが ができたわけである。それに加えて、先輩諸氏のご支援もまた忘れることができない。ここに衷心よりお礼を申しあげる次第である。

– 刀剣小道具に関する文献として、昭和四十五年刊行の拙著『金工事典』と本講座がその決定版となるであろうことは世評の一致するところであるが、しかし、本講座にも若干の不備や訂正すべき個所もあるので、これは再版の折りに逐 次手を加えてゆくつもりである。 出版としてはかなり大胆な企画を敢えて著者に託し、良書刊行の意欲を燃やした雄山閣社長の長坂一雄氏、編集長芳 賀章内氏のご厚情は感激であり、私と二人三脚の努力を続けてくれた担当の後藤謙三君のご苦労にも厚くお礼申したい。

昭和四十八年師走 泡沫散人 若山 猛記


愛好者と研究者ではお のずと立場がちがうものであり、愛好者は鐔・小道具の文 様や彫法の見事さに魅力を感じるであろうし、人によって は自分の愛刀に好きな金具で拵えをつくるだろう。またそ ういう時は研究者の研究の成果が役立つであろうし、是非そうあってほしいと考えるものである。
 
このような意味からも今回、若山さんが著わした『刀装小道具講座』は大系的研究であると同時に、小道具を楽しめる本としてつくられていることは意義深いことである。
 
若山さんは小道具の研究者として知られているが、その基礎には刀剣の勉強があり、私とは昭和二十八、九年頃から共に佐藤寒山先生のもとで学んで今日に至っているので、若山さんの研究については私もよく知っている。物の該心をよくとらえて、適確に表現することが上手な人といえるだろう。
 
「いずれにしても本講座と金工事典は私の生涯の情熱を傾けたものである。双方とも剣界の注目を浴びながらいろいろと話題になっているが、ますますの好評と多くの励ましをいただき、喜ぶとともに感謝している次第である。

こちらは新刀古刀大鑑の復刻版になります。何度か買取させていただきましたが、題字が内閣総理大臣浜口雄幸だったということは今回初めて知りました。昭和47年の500部限定版ですが、初版は昭和5年です。

新刀古刀大鑑
刀剣研究の先駆者川口陟が、十余年の歳月を費やして昭和5年に完成したもので、それ以後の刀剣研究の基礎となった古典的な名著である。本書の最も特色となっているのは、刀剣の鑑定を学び、各刀工の特徴を会得しうるように構成されていることである。
上巻を古刀、下巻を新刀の二部に分け、それぞれ図版・本文あわせて1200頁にのぼる紙数をとり、五畿七道・国別に刀工を列挙し、その特徴を概評・系統・恰好・造込・地鉄・刃文・鋩子・中心の各部にわたって図示しながら詳細に説明している。

『新刀古刀大鑑』(上・下)について 『新刀古刀大鑑」(上・下)二巻は、わが国の刀剣研究の先駆者川口陟が、十年余の歳月を費やし、 昭和五年に完成したもので、その発刊以後のあらゆる刀剣研究は、本書を基礎とせずしては不可能とされた古典的名著である。

近未、日本の刀剣に対する関心はきわめて高く、各種の刀剣書が著わされているが、本書が意図とし、かつ最も特色としているところは、刀剣の鑑定を学び、各刀工の特徴を会得しうるように構 成されていることである。すなわち、上巻を古刀、下巻を新刀の二部に分け、それぞれ図版・本文 あわせて二〇〇頁にのぼる紙数をとり、五畿七道・国別に刀工を列挙し、その特徴を、概評・系 統・恰好・造込・地鉄・刃文・焚子・中心の各部にわたって図示しながら詳細に解説している。 右のように、本書は学術的価値をもつとともに、愛刀家にとって常に座右に備えるべき実用的価 値をもつ刀剣事典である。

本書もその発刊以来四十年を経て、名著としての存在は知られながら、現在ではほとんど入手の 困難な希親書となっており、刀剣愛好家の間に久しくその復刊が渇望されてきた。 そこで小社ではこれらの要請に応えるために、上・下二巻を再び旧に復して刊行することとした 昭和四十七年一月


一本書は拙著『刀剣初学講話』によりて、刀剣の初歩的知識を得たる人の、更に進んで鑑定を學び各刀工の特徵について會得せられんがために著作せるものなり。

一故に本書には刀劍の部分的説明、名称の説明等『刀剣初学講話』に設ける事項はすべて之を避けたり。

刀工系図は各書によりて相違あり、古刀は本阿彌長根著『校正古刀銘鑑』新刀 は齋藤酉男治君著『大日本人名辞書鍛冶系譜』最も正確に近し、故に主とし此の二書に拠り、余の愚見を以て訂正したる者のなり。人名辞書の系譜転載に就ては齋藤酉男治君の同意を得たり、明記して同君に謝意を表す。


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