広島市に関して

地名の由来は、太田川河口の広い三角州名「広シマ」が、毛利開城の際に｢広島｣となったとする説や毛利氏の祖である大江広元の「広」と、当地の豪族福島某の「島」から「広島城」とし、のちに地名となったとする説があります。同市では、人類史上最初の原子爆弾による攻撃をうけ、二度と同じような悲劇が起こらないように「原爆ドーム」「原爆の子の像」「平和祈念資料館」「原爆死没者慰霊碑」等を国をあげて建設されました。なかでも原爆ドームは世界遺産に登録され多くの観光客が足を運んでいます。また、鉄筋コンクリートの博物館で、広島地域の歴史と民俗を学べる施設の「広島城」もあります。広島市では市民生活と結びつき、また郷土の象徴として親しまれる木と花として、市の木を「クスノキ」、市の花を「キョウチクトウ」として1973年11月3日制定しています。市の木である「クスノキ」は、戦前市内随所に巨樹老木がありましたが、原爆でそのほとんどを失いました。しかし、生き残ったクスノキは、いち早く生命をよみがえらせ、市民に生きる希望と復興への力を与えてくれ、新生広島を象徴しています。市の花である「キョウチクトウ」は、75年間草木も生えないといわれた焦土にいち早く咲いた花で、当時復興に懸命の努力をしていた市民に希望と力を与えてくれました。