荒川区西日暮里 軍事書籍買取 支那事変記念写真帖・伊東部隊など戦前の写真帖

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昭和十二年七月七日午後十時頃、豊壹駐屯の我部隊は盧溝橋北方一千米龍王廟附近に於 いて何故か頬ねて同地附近に網座を設け守備兵を配置し居りたる支那軍より理不盡にも突數十發の射壁を受けたるを以て直ちに演習を中止し、厳重に監視中との飛電に初つた度 溝橋事件の勃發に就いては帝國は東亞の平和の爲、事件の不携大現地解決を方針として陰忍に隠忍を重ね平和的處理に務め、翼察側に對しては支那軍の永定河左岸駿屯停止、責任者の處罰及謝罪、將來に對する保障等の極めて寛大にして局地的なる要求にも係らず、

一度は右條件を承認せしも之を實行せざるのみか、更に陣地を強化し軍用電線を破壊する等の不法挑戦を敢へてなし、一方帝國政府は七月十七日南京政府に對し、あらゆる挑戰的言動を即時中止し、且つ現地解決を妨害せざるやう注意を喚起したるも南京政府は現實の事態を無視し、帝國政府の主張を容れず却って益々戰備を固め愈々不安を増大せしめるに至つた。然れども、帝國政府は向ほ陰忍、平和的解決に努力中、支那側は廿六日郎坊に於いて電線修理に任ずる我部隊に不法射撃を加へ、更に夕刻居留民保置のため、戴察 側の諒解を得て北平城內に入城中途の我部隊に関し突如城門を閉鎖し不意に急射するの暴 娘 に出てたのである。右兩事件は我駐屯軍の任務たる北平、天津間の交通線の確保及び居留民保護に関する支那軍の武力妨害にして今や軍はこの任務遂行並協定事項の履行確保に必要なる自衛行動を採るの已むなきに至つた。基戻極りなき支那軍の不法行為に依つて北支の権益は全く蹂躙せられ廿有餘日の隠忍自重、東亞和平のための不援大の方針をここに一擲、暴支障懲すべしの聖劍をかざし、速かに北支の治安を恢復し民衆の福紙増進の大念 眼の下、正義の軍は衝天の意氣を以て遂に進められたのである