三方金と天金本 日本之精華・大隈重信序文

時々古本屋さんの目録やネットの説明で天金本あるいは三方金といった用語を見かけることがあるかと思います。

今回はたまたま大正時代に発行された日本之精華という本が入ってきましたので写真にて説明します。そう難しい話ではなく三方金というのは本の天・地・小口が金色の本になります。天部のみ金色ならば天金本ですね。

天金加工が施されている本で天金本を積み上げれば金字塔が出来上がります。古本でいいますと大正期や昭和初期の皇族関係の本に見かけることが多いです。手間と時間がかかるものでいわゆる豪華本の一種とも言えます。三方金だからといって高値がつくかと言いますとそれはまた別問題で、やはり需要と供給の関係になります。

一緒に本の紹介もしますと今回の本はこの三方金で序文は大隈重信が書いております。内容的には大正時代の写真入り人名録です。

日本之精華