さいたま市西区にて武道書等3箱 武道書買取。
今回紹介させていただくのは大正8年発行の武道書?活用自在・秘密宝鑑になります。現代のわれわれの眼からしますと、一見武道書には見えないのですが、序文を読む限りは内容的には武道書(著者の言葉によれば空手護身術)の範疇に入ります。広い意味での護身術の本になります。しかし空手も「熟練に非常なる困難と日時を要する」ようにも思えますが、内容は見てのお楽しみです。
護身の方術は必須にして従来のピストル短刀仕込杖等の類は全く時代護身の要求として賞揚せられたるものである。しかしこれらの器具はその目的を誤りやすく害大にして益少なくこれが為には却って甚だしき危険を招くに至るものである。然らば果たしていかなる方法手段が最も理想的護身術であるかというに古来より柔術剣術等の活用せられつつありといえどもその術は広範にしてしかも熟練に非常なる困難と日時を要するのである。
ここに著者が多年苦心の研鑽によりて新たに発表する空手護身術なるものはあらゆる武術の精粋を探求しその適用を自在ならしめ臨機応変あらゆる危険に際して活用すれば手に何物を所持せず身に寸鉄を帯びずとも自身に妨害を与えるものを防ぎ敵を倒し賊を捕ることを得る極めて簡易安全危険なき男女護身術なり。殊にその練習上達にも何ら器物も費用も要せず実地はもちろん小学中生徒等の武侠的遊戯法としても極めて新しい文明的勝利護身法である。
活用柔術の秘奥
活用気合術の秘奥
合気之術
空手護身相模48手
忍術虚実法と遁形術
禁厭術の方式
真言秘訣護身法
早縄の秘訣
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図解護身術
魔術千里眼編
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催眠術秘伝編
新式記憶術編