宇宙時代・地球と宇宙を考える季刊誌お譲りいただきました。はやぶさ2が本体からカプセル分離に成功し明日未明に大気圏突入へするというタイミングで「宇宙時代」を紹介するというのはグッドタイミングですね。創刊号は1977年で、ボイジャー1号が打ち上げられた年になります。そのボイジャーは2020年3月26日事典で、地球から222億1600万km以上、太陽から222億5590万km以上離れたところにいます。地球からは光が到達するのに20時間35分以上かかる距離です。
雑誌界始まって以来,これだけ壮大なタイトル を持った雑誌はないであろう。太陽系が創造されてからだけでも40億年あまり,宇宙の生成からは どれだけ経過しているか私は知らない.。
この壮厳な名のもとに創刊された雑誌を,これから永く続けたいと私は思う.
そのためにはタイトルにふさわしい内容を盛ら なければならない。 幸いにも,第二次世界大戦後に誕生したわが国 の宇宙への乗り物,すなわち,ロケットは独自の 道を歩み,諸外国から手を貸してもらわずに生長 した。なにごともまず外国から技術導入をしないとスタートしない日本のやりかたとしては極めて異例であった。
日本のロケットが,糸川英夫博士という特異な 存在によってリードされたことも,いわゆる正則な科学技術の進展としては,注目すべきことであった。
私たちはあまりにも個性の強いリーダー 尊敬しながらも,たじろいだが,いまではこんなふうに考えている。
すなわち,立ち上りのよいシステムは,長い発 展において不安定なものが多いと。