• 宅配買取
  • 刀剣書

蓮田市・宅配買取 長船町史等刀剣書買取

長船町史・刀剣編・図録・史料・通史

買取詳細

買取エリア
埼玉県 蓮田市
買取方法
宅配買取
買取方法が選べます!
買取ジャンル
刀剣書
刀剣書買取について
買取価格

※こちらの表示金額は商品の買取金額を保証するものではございません。

担当スタッフより

長船町史といいますと、一見日本刀の本とは思いませんが、古代から現代までの備前の名刀の写真や資料を網羅する刀剣の専門書です。ありがとうございました。

長船町史・刀剣編・図録・史料・通史

あとがき
備前刀は、日本刀の中で最も歴史が長く、平安時代から江戸時代にいたっている。本図録は、備前 力の源流ともいうべき古墳出土刀をはじめ、各時代の特色や、流派、個々の作風などをまとめようと したものである。長船鍛治は備前刀の中核として最も栄えており、日本刀の中にあって、質量ともに 華やかな展開を示している。

私は、奈良時代の正倉院の刀剣をはじめ日本刀全般にわたって長く調査 し研究してきたが、中でも備前刀には最も力を注いできた。日本刀の研究はひとり鑑定だけでなく、 治金学上の鉄と日本刀とのかかわり、生産と流通、歴史や文化、あるいは需給関係、古伝書による考証など多岐にわたっており、これらの研究はなお未解決の状態にあるといっても過言ではない。この たび、長船町が現在の求め得る最善の陣容をあつめて長船町史を刊行したことは長く歴史にのこる快 挙といえよう。
なお、図版の一部にご所蔵者がわからぬまま掲載したものがあります。紙上をかりてお詫びした
平成十年十月吉日
東京国立博物館名誉館員
加島進


中世古刀の史料に当たっては、古伝書史料は数多く現存し、全てを網羅することは紙幅と期限の都合上不可能 であり、止むを得ず多くの重要な史料の収録をあきらめなければならなかったのも心残りである。

また現存刀剣史料についても、名刀の代名詞に「備前長船」が使われている程に、現存日本刀の中、備前の古刀は 質・量共に最高である。従って史料としての収録には、古伝書史料の選別と同様の悩みを体験した。 編者に当たっては、利用される方々の便宜を第一とする方針でのぞんだ。 中世の史料編は、本文と原典史料の対比、さらに本文に対する解説・注釈などの検索を容易に検出できるように意を注いだ。

古刀年表は、刀工の流派系成・作刀の時代とその期間などを見易く、加えて年紀銘の希少作品の加筆補填ができる よう配慮した。
凡例に述べた通り、長組の江戸時代の刀、いわゆる新刀・新々刀語に関する文書は、主に岡山大学附属図書卸所蔵 の融田空文庫にある。藩の公式記録である留帳類、俸禄帳である切米帳を年代順に丹念に拾うことによって長船鍛治 の動向が読み取れる。留帳類は記載のある年代すべて、切米帳は前年と変化のあった年を収録した。これによって諸藩お抱え鍛冶の新刀期の系譜を組み立てることができる。また長船刀鍛治の「横山加賀介奉公書」が残っていたのは幸 いであった。江戸後期の長船鍛冶の先祖書をはじめ。藩への奉公の様子、藩の処遇などが具体的に記されている。 本書に掲げた史料はそう簡単に馴染めるものではないが。利用される方々の間に「長船」と「備前刀」との歴史的な係りに対する関心の高まりの軸となれば幸いである。


 

刀剣書買取事例

買取価格・買取相場の参考にご覧ください

買取事例紹介一覧を見る

買取方法

全国対応の宅配買取と、関東エリアを中心とした出張買取サービスです!

個人様・法人様問わず、古本・古書の大量買取も大歓迎です。
大手買取店・古本屋で値段の付かなかった本もご相談下さい。
※量や内容によりまして、お伺いできない場合もございます。

お問い合わせ

ご相談・お見積り無料!
買取手数料は一切ございません。
近世以前の古書・戦前の古本 【高価買取】

  • お電話からのお問い合わせはこちら、電話受付時間 月曜~土曜 10時~18時、フリーダイヤル 0120-703-787
  • WEBからのお問合せ、無料見積・買取のご依頼はこちら