さいたま市中央区 和道会・和道流空手の本含む各種段ボール5箱

和道会・和道流空手等各種武道書入荷しました。

和道会・和道流空手 文庫本サイズの空手本。和道流空手のみをフィーチャーしたものは極めて少ないのですが、発行年度が比較的新しいこの本も最近手に入れにくくなってきました。

はじめに
空手道は近年著しい発展を遂げました。武道として長い間培われてきた内実に加えて、試合 制度を取り入れることで近代武道として現代的な姿になったといえます。 物質物明。の社会の中で、ともすると忘れがちになっているのが礼節です。ご承知の通り、 空手道では「礼に始まり礼に終わる」ということをいいます。空手道はこの礼に象徴される精 神園の教育・訓練に大いに役立っていることはいうまでもありません。

この精神的なものをバックに、技術面においては技術本部を中心に技の深化・レベルアップ を目指し、その教え方も含め研究を重ねています。最近は和道会会員の増加が著しく、特に少 年会員が目立って増えていることは、大変喜ばしいことです。

これら入門者、初心者の指導には、教える者の見解によりいくらかの相違がありましたが、 和道会としての基本動作、形、組手等の統一見解としてまとめたものが本書です。

指導者はも ちろん、初心者の皆さんも本書を読んでいただければ、よい効果のあがる練習が可能であると 確信しています。練習は何も道場だけで行うものではありません。五分でも一○分でも暇を見 く工夫していただきたいと思います。その際、本書が活用されれば幸甚です。 本書作成にあたり、荒川通常任本部員、技術本部の皆様及び高木秀穂六段、今村成之三段、 梶山しおり初段のご協力をいただきましたことを感謝いたします。
著者

秘伝・少林寺拳法・禅の源流・中国伝来の護身術　宗道臣　こちらは新書版の少林寺拳法の解説書。創始者の宗道臣の本で、昭和38年が初版の本ですが、いまだに根強い人気があります。

はじめに―門外不出の秘技をなぜ公開するのか――
少林家拳法という名称が、わが国で広く知られるようになったのは、ごく最近のことである。 部和下一に、私が中国から引き揚げてきて、教えはじめたころは、少林寺拳法などという名 を知っているものはほとんどいなかった。戦前に、一、二度小説の中で、鉄の玉を飛ばしたり、
を飛んだりするような伝説的な武術としてあっかわれたことがある。しかし、正しい拳法の 薬が総合されたことは、一度もなかった。現在でも、唐手(空手) と同じようなものだと考えてい る人のほうが多いようである。

では、少林寺拳法とは、いったいなんであろうか。これは、もともと、中国河南省の少林寺に、 建以来種衛の護身練風と健康増進のために、座禅と並行して修業されてきた武術である。ただ し、長い間、門外不出をたてまえとして、入山して得度を受け、仏弟子となったもの以外には、 きびしく、教えることを拒否してきたものである。なぜ、そのようにきびしく、門外への流出をしたのであろうか。それは、拳法の技が、武技としてひじょうに威力があるので、まんいち不心得者に伝えられて、悪用されるようなことがあれば、大害を生じるおそれがあるからである。

理想的な護身術
著者の言葉
これまで我が国に正しい少林寺拳法の姿が紹介されたことは一度もなかった。元々禅僧の護身鍛錬と健康増進のための武術であり門外不出を建前としてきたからである。

本文をお読みになればわかるように少林寺拳法は力の強さや拳の硬さに頼らないで勝ちを制することができる武術である。たおやかな乙女が大の男を気絶させることも可能という恐るべき威力を持っているのである。
後手必勝の理想的な護身術である少林寺拳法が一人でも多くの人に正しく理解されるようにというのが私の念願である。

浅山一伝流柔術/佐藤金兵衛・全日本中国拳法連盟部　こちらは柔術で有名な佐藤金兵衛氏発行の浅山一伝流柔術。各技の説明はありますが、どのような経緯で発行されたかは不明です。