• 宅配買取
  • 刀剣書

【刀剣書買取】東京都墨田区 山城新刀押型・伊賀兎毛手拓・沢家所蔵等

山城新刀押型・伊賀兎毛手拓・沢家所蔵

買取詳細

買取エリア
東京都 墨田区
買取方法
宅配買取
買取方法が選べます!
買取ジャンル
刀剣書
刀剣書買取について
買取価格

※こちらの表示金額は商品の買取金額を保証するものではございません。

担当スタッフより

木屋と木屋押形 本間順治・日本美術刀剣保存協会

木屋と木屋押形 
まえがき

刀で三百年を徳川幕府に仕えた本阿弥については、この社会の誰もが多少とも知っているが、同じく刀で同じ年月の間を幕府に仕えた木屋については、当代では、刀の専門家を以て任ずる人々にもとかく不案内である。おもえば本阿弥は天下の目利どころと云う派手な立場におり、木屋は研師と云う地味な立場におったことが、名声のわかれめとなったのであろう。

私は戦前大阪の黒川福三郎氏から木屋押形と伝える十八巻の巻物を預り、また神戸の木村岩五郎氏からは木屋に伝来した一抱えの書類を預り、ともに研究を約したのであるが、やがて戦乱烈しさを加えて果さず、これらの資料は疎開荷物として、東京都下奥多摩の某素封家の倉庫に托して幸に焼散をまぬがれた。然るに戦後は拙宅に書斉なく、ためにこの二氏よりの預り品を、往年蒐集した刀劔研究資料とともに東京国立博物館内に置いたが、昨年漸くにしてわが書斉に於て再び紐解くを得て、ここに木屋についての認識を深め、昨今 この研究を一通りまとめることが出来たので、これを斯界に紹介し、目下手もちの資料のみを以てし ては不明の点については諸賢の教示を仰ぎたいとおもう。


Before World War II, with the aim of studying the Kiya chigata. I borrowed from Mr. Kurokawa Fukusabro living in Õnaka eighteen scrolls which were said to be the Kiya Oshigata and also a pile of the Kiyas’ descendants archives from Mr. Kimura agoro in Kõbe. Although I made a promise to examine and tudy these reference materials, the disturbances during the war compelled me to discontinue my study of the subject. Because of . the very hard times caused by the air-raids in Tokyo, I had to take these important objects out of the city. Fortunately, a man living in Okutama in the outskirts of Tokyo kindly stored them in his warehouse. Therefore, they remained safe in perfect condition. Pight after the war, I could not keep them at home due to lack of room to study. They were therefore temporarily kept, together with other sword reference materials I had collected, in the Tokyo National Museum.

Now that I have been able to study these materials and to deepen my knowledge and understanding of this subject, I have written this text to introduce what I have been able to learn and also to ask you to provide me with any advice and comment you may have on any uncertainties due to the limited data I have obtained.

In the meantime, it was only recently that I learned that Mr. Honami Köhaku also had a set of the Kiya Oshigata scrolls. Thanks to him, I borrowed them and was able to specifically compare them with Mr. Kurokawa’s scrolls.

This comparison taught me a lot of important and meaningful things.


山城新刀押型・伊賀兎毛手拓・沢家所蔵 こちらは非売品だけに発行部数は少なそうです。珍しいものをありがとうございました。

山城新刀押型・伊賀兎毛手拓・沢家所蔵

自序

平成八年秋好日、余雅友坂口氏に伴なはれ て、湖東蒲生野の沢氏邸に遊ぶ。沢氏は是亦 風雅の人、蘭を愛育し、古きを賞て慕う人也。 氏の蔵する所、越中守正俊、古青江、氏貞を 拝見、正俊は来模しの直刃なり。

偶々、話題古文書に移り、刀剣資料数冊を 余に示さる。その旧蔵書印に伊賀家とあり、また書込みに乾山臣伊賀兎毛とあり。この名 を見て余なつかしさ限りなし。三十有余年の 昔菅野秋水堂主人余に宗次力作の一刀を示す、 その中心に伊賀兎毛の名を見、大に心動すことありしを。

沢氏の示されたる中に「山城國新刀鍛冶 二」と題されたる一冊あり。拝見するに真偽 混在、また欠失するあるも資料として開すへ きものなり。余沢氏に乞いて曰く、之を上木 し百余の冊子を作り、巷間同好の士に配する を許し給へと。氏破顔して之を諾す。

摂陽の人湯川成一氏余の雅友にして湯川書 房主人也。余(湯川)氏に頼みて其の助力を 願い之冊子を作るを得たり。 茲に其の由来を記して自序とす。

平成九年(一九九七)丁丑一月吉日

兒科医 加藤静允識才

刀剣書買取事例

買取価格・買取相場の参考にご覧ください

買取事例紹介一覧を見る

買取方法

全国対応の宅配買取と、関東エリアを中心とした出張買取サービスです!

個人様・法人様問わず、古本・古書の大量買取も大歓迎です。
大手買取店・古本屋で値段の付かなかった本もご相談下さい。
※量や内容によりまして、お伺いできない場合もございます。

お問い合わせ

ご相談・お見積り無料!
買取手数料は一切ございません。
近世以前の古書・戦前の古本 【高価買取】

  • お電話からのお問い合わせはこちら、電話受付時間 月曜~土曜 10時~18時、フリーダイヤル 0120-703-787
  • WEBからのお問合せ、無料見積・買取のご依頼はこちら